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泉南市のピアノ教室

使用している教材をご紹介しますprogram

どんな教材を使用するかは、ピアノ教室を決める上で
とても気になるところだと思います。
昔はピアノといえば『バイエル』でしたが、
今はたくさんの導入期の教材があり、
生徒に合わせた教材の選択がとても大切になりました。

いろいろな教材を研究しながら、結果として
今現在あゆかわピアノ教室で
主に使用している教材をご紹介します。


難易度順に、わかりやすく表にしてみました。
個人の勝手な見解ですが、参考になればと思います(*^^)






『こどものバイエル@A』
『バイエル・ツェルニー@AB』 教育芸術社


世間でいう「バイエル」とは別物です。バイエル原曲も収録されていますが、バイエルの曲を難易度に応じてアレンジしたものが多く出てきます。
よく使われているバイエルの問題点のひとつに、後半になるまでずっと左手のヘ音記号が出てこない点があると思います。
この本は最初から左手がヘ音記号なのがお気に入りで、メイン教材として使用しています。
色んなバイエルの本を探しましたが、左手が最初からヘ音記号なのはこのシリーズしか見つけられませんでした。

いろいろなパターンの左手伴奏形が繰り返し登場し、左手伴奏・右手メロディーの概念を幼少期から身に付けることができます。
小さい子供でも、「右手がこの音の時は、左手はこの和音!」という感覚を自然と学べるので、初見演奏が得意になります。将来保育士さんや幼稚園の先生を目指す場合にも大変有効だと思います。


後半になると、ツェルニーの練習曲を基にした曲が多く出てきます。
「すみれ」やダカンの「かっこう」など、バイエル終了レベルで弾ける発表会向けの曲も収録されていて、シリーズを終える頃には確実に力が身についているおススメの教材です。

ただし曲数が多いため、練習嫌いの子は1冊に1年以上かけてしまう傾向があるため
様子を見てメトードローズ+通常のバイエルの同時進行に切り替えることもあります。






『ピアノひけるよ!ジュニア』ドレミ楽譜出版社


童謡などの誰でも知ってる曲でどんどん進めるので、子供はみんなこの教本が好きです。
初期は右手も左手も両方メロディーを弾く形になっており、左手の指先で表現することや、すべての音をよく聴く耳が育つので、バイエルの弱点を補うために併用します。
また、付点4分音符+8分音符の難しいリズムが早々に登場し、「かたつむりの歌」などの知っている曲でそれらを学べるので、小さな子でも無理なく音符の長さの知識・リズム感が養われます。
子供は知ってる曲を弾けるのがとにかく楽しいので、この教本はみんな本当によく練習してきてくれます。
曲が仕上がったら先生と連弾できるのも楽しみのひとつ。

「ピアノひけるよ!ジュニア」@ABが終わればバイエル前半終了レベルで、次は「ピアノひけるよ!シニア」@ABに進みます。
シニアは有名なクラシック音楽を簡単にアレンジした曲が登場するなど、練習曲というより曲集に近いので、バイエルと併用している場合は他の曲集に移行することもありますが、ペダルや各調の音階も学べるのでおすすめのシリーズです。
メトードローズと併用している場合は、シニアに進まずにバイエル下巻に移行します。





『メトードローズ』音楽之友社


上下巻の2冊でバイエル終了レベルで、バイエルやピアノひけるよシリーズと併用するのにぴったりな教本。
とくに上巻は、3歳くらいの小さいお子様でも両手で弾けるように上手く出来ていますので、小さい生徒さんにもとってもおススメ。
教育芸術社のこどものバイエルは突然難しい和音が登場して、手の小さな生徒さんは苦労してしまうのですが、メトードローズはそういったことがないので、最近はメインとして愛用しています。






『こどものバイエル教本CD』 ドレミ楽譜出版社


通常のバイエルを全5巻に分けたもの。なぜ4巻から使用するのかというと、教育芸術社の「こどものバイエルA」を終えた時点で無理なく移行できるレベルがこの4巻だからです。
「こどものバイエルA」を終了すると、次は「バイエル・ツェルニー@AB」と続くのですが、そちらはバイエルだけでなくツェルニーの練習曲もたくさん入っているため、終盤はとてもむずかしく、練習をさぼるとなかなかマルをもらえず、やる気も下がる一方…
なので、バイエルの曲だけに絞ったこの本と、難しすぎないメトードローズを同時進行することでその問題に対応しました。メトードローズ下巻をメインに、こちらのCDでバイエル後半の綺麗で勉強になる曲を併用し、その3冊を終えたら無事に「バイエル後半レベル」クリアです。





『ぽこあぽこ』 共同音楽出版社

音符の仕組みや名称、記号などを学ぶソルフェージュの本です。
4歳以上のお子様には全員やってもらいます。
どんどん書き込むタイプで、小さな子供でも楽しく楽典を学ぶことができます。
丸を書く練習から始まり、「せんの音」「かんの音」を学んでいきます。
他のワークやドリルと大きく違う点は、最初に習う音符が
『真ん中のド』ではなく、『1オクターブ上のド』であることです。
普通にピアノを教本どおりに学んでいては、1オクターブ上のドはなかなか出てきませんが、ぽこあぽこでまず最初に習うことで、おんぷカードにすぐ取り入れることが出来、習い始め初期の段階で2オクターブ分をしっかり覚えることになります。
さらに加線を使った『2オクターブ上のドレミ』も早々に習うので、まだまだ真ん中の「ドレミファソ」以外を弾いたことがない子でも、おんぷカードとの併用で早々に3オクターブマスターすることになります。
これは後々、譜読みの苦手意識を生まないためにも大変有効です。

後半では色んな拍子の楽譜を自分で書いたり、発想標語を覚えたりと曲を演奏する上でとても大事なことを学びます。
2巻までありますが、2巻はちょっと難しい専門知識になってくるので、当教室では1巻でワーク終了です。








おんぷカード

当教室では、生徒さん全員に右のようなおんぷカードをお渡ししています。
このカードでは、ヘ音記号で『ひとつ下のド〜真ん中のド』、ト音記号で『真ん中のド〜2つ上のファ』までの音符を覚えてもらいます。
目の前に1枚ずつ出していき、素早く正しい鍵盤を押す訓練をします。
すべてのカードを覚えたら、どれだけ速く鍵盤を押せるかタイムを計ります。
教室にタイムのランキングを掲示しているので、みんな上位になりたくてどんどん速くなっていきます。(現在の最高タイムは、27枚で26秒!)
文字を読むかのように、反射で音を読めるようになってもらいたいですね。






その他教材

他にも、色んな教材をご用意しています。
生徒さんそれぞれの個性や弱点に合わせて教材を選びますので、
時には途中で違う教材に切り替えたりすることもありますが、
ご理解とご協力を頂けたら幸いです。
また、ご兄弟で同時に習い始める場合は、進み具合でやる気を損ねないよう
それぞれ違う楽譜をお渡しすることがあります。






information

あゆかわピアノ教室

泉南市信達大苗代
信達・一丘小学校 学区内
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